何かと忙しい学生に知ってほしい、投票時間と期日前投票の話

高校生や大学生は、案外忙しいもの。特にセンター試験まで3か月となったこの時期、受験勉強に余念がない高校3年生も多いはず。そして、今回の衆院選の選挙日である10月22日は模試を受けに行くという受験生も多いのではないでしょうか?

この日は、河合塾主催の「全統記述模試」や駿台予備学校主催の「名大入試実戦模試」などの大学別実戦形式の模試などが予定されていて、特に国公立の大学を受験する高校3年生にとっては何かと忙しい日。

そんな時期に、「候補者の情報を集めて」「誰に投票するか考えて」「投票に行く」というのは、少しハードルが高いような気もします。

そんな「忙しくて選挙なんか行っていられない…!」というあなたに、まずは「投票に行く」というハードルをクリアするためにぜひ知ってほしいふたつのことがあります


1.投票時間は意外と長い!

「日中は予定があって選挙には行けない・・・」なんて人には、早朝や夜の時間帯に投票所へ行くこともできます

選挙の投票時間は、一部離島などを除き朝7時から夜8時までという、かなり長時間に渡って投票がおこなえるように決められています。

これだけ夜遅くまでやっていれば、模試からの帰り道に地元の投票所に立ち寄る…なんてこともできるかもしれません。


2.投票日じゃなくても投票できる!

それでも当日、夜8時までに投票所に行くことが難しい場合には、投票日より前に投票を行うことができる制度があります。それが「期日前投票」です。

私もこれまで、昨年の参議院議員選挙と名古屋市長選挙に参加しましたが、両方とも投票日に地元である名古屋市にいられなかったので期日前投票を利用しました。


期日前投票とは、文字通り本来投票をおこなう日の前に投票をおこなうこと。選挙日前に投票をすると言っても、投票のやり方は投票日に投票するのと同じです。指定された場所へ行って受付をしたら、指示に従って投票用紙を記入して投票するという流れは、投票日と何ら変わりはないのです。

ただし、違うのは投票することのできる場所。

期日前投票をおこなう場合には、投票権を持つ人に送られてくる「選挙のお知らせ」などで指定される投票所ではなく、各市区町村に設けられている「期日前投票所」で投票することになります。名古屋市の場合は各区役所や支所に、それ以外の市区町村の場合は役所・役場、あるいは公民館や市民館に期日前投票所が設置されているようです。

期日前投票は選挙期日の公示日又は告示日の翌日から選挙期日の前日です。今回の衆院選の場合は、10月11日から21日までとなっており、すでに期日前投票の期間が始まっているのです。

不在者投票に比べて投票するための手間もかからないので、22日に予定があるという人だけではなく、投票日に地元にいないというひとにもいいかもしれませんね

(期日前投票の期間内に住民票のある地域に戻れない方は、ぜひ不在者投票制度を活用してください!)


期日前投票所の場所や投票時間は、各市町村のホームページに掲載されていますのでチェックしてみてくださいね



Young Vote Aichi

2017年10月22日投開票の第48回衆議院議員総選挙に向けて、公正中立の立場から若者向けの選挙情報を発信していきます

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