投票に正解なんてない ~僕らの選挙②~

いよいよ明日は投票日。台風が接近しているので、三重県の離島などではすでに繰り上げて投票が始まっているようので、お気を付けください!

さて、僕からの投票日前の最後の投稿では、ふたつのことを書きたいと思います。


① 投票は、自分にとってマシなところを選ぶもの

学校のテストは、ひたすら「正解」を追い求めるものです。では、選挙はどうでしょうか?

昨日の記事でご紹介したボートマッチを試してみると、あらゆる政党と自分の一致度が○○%と表示されます。しかし、100%一致する政党なんてものはないはず。

自分の友達や家族を思い浮かべてみれば、何となくわかるのではないでしょうか。どれだけ自分と仲が良くても、どれだけ身近な存在でも、自分と価値観が完全に一緒なんて人はいないですよね。

選挙だって同じです。完全に自分の意見を代弁してくれる候補者も政党も存在しません。だから、選挙というのは自分にとって一番「マシ」な選択をするものではないかと僕は思っています。

その選び方は、先ほど櫻井くんが投稿した記事にもありましたが、自分にとって重要な政策、自分が必要だと思う政策を実行できそうな候補者や政党はどこかな?というポイントで考えてもらうといいのではないかなと思います。とはいえ、政策を見て判断するより、「なんとなく・・・」な自分の中のイメージで投票先を決めてしまうこともあるでしょう。

今回の選挙に限らず、あらゆるテレビや新聞、雑誌などは常に政治に関するさまざまな情報を発信しています。しかし、同じような報道をしていても内容が少しずつ違う、なんてこともよくあります。

選挙についてのそれらの報道を見聞きしていると、どうしてもそれぞれの政党や候補者のイメージがついてしまいます。もちろんそのイメージも大事ですが、それだけに流されるのではなく、自分にとって必要な情報を少しだけでも耳に入れてから投票所に行ってもらうことができればうれしいなと思います。



② 選挙に行けるというのは、すごいことなのかもしれない

 日本で「選挙」と言う制度が導入されたのは1890年。しかし、この選挙で投票することができたのは男性のみで、しかも納税額によって制限があったというのを、日本史で習ったことがあるひとも多いはず。いまのように、国政選挙で性別や納税額で区別されないような普通選挙がとられるようになったのは1946年のこと。まだ70年ほどしか歴史はないのです。

 日本では70年“も”歴史がある選挙の歴史ですが、世界には最近まで制限選挙がおこなわれていた国、あるいは宗教などの理由で普通選挙が導入されていない国も多くあります。

それらの国がいい、悪いというつもりはありません。それぞれの国に、普通選挙を導入しない理由があるからです。ただ、私たちのような若者まで誰でも自分の意見を自由に述べて、自由に票を投じることができるなんて、すごいことだと僕は思うのです。


選挙に行くことができるというのは、これまでいろんなひとが努力を積み上げて、場所や時代によっては血を流してまで獲得してきた「権利」。その権利をみすみす捨ててしまうなんて、僕は勿体ないと思うのです。だからこそ、無駄にすることなく活かしてもらいたいなと思います。

そんなことを思って、この2週間更新を続けてきました。最後だというのに、何だか小難しくなってしまいましたが…少しでも僕たちの記事が、皆さんの行動に結び付くことがあれば嬉しいなと思います。


さて、記事を書き終えたことだし、そろそろ期日前投票に行ってこようかな・・・

Young Vote Aichi

2017年10月22日投開票の第48回衆議院議員総選挙に向けて、公正中立の立場から若者向けの選挙情報を発信していきます

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